「千里庵」は私の父である先代 玉井 毅一が創業した梅吉食品（株）の販売部門として誕生した会社です。通信販売とともに本社に売店を設けており、小さな庵で梅とお茶を一服していただければという思いで、本社の裏手にある「千里の浜」から「千里庵」と名付けられました。「千里の浜」は世界遺産登録されている熊野古道の中で唯一浜づたいの古道であり、伊勢物語や枕草子でその美しさを讃えられています。またアカウミガメの産卵地としても有名で、雄大な自然の美しさと大切さをすぐ近くで感じられる場所なのです。 父は、梅を栽培する梅農家の長男として生まれ、クエン酸事業を始め、やがて梅干づくりをスタートさせます。健康食品である梅干の販路を求めて様々な地を訪れ、その味に納得してくださった三越百貨店様とは50年以上のお取引をいただいています。 「歴史と自然に包まれたこの地で、本当においしい梅干をていねいに手づくりし、全国のお客様に健康とおいしさをお届けしていこう」という想いから生まれた「千里庵」は令和4年で30周年。私たちはその想いをしっかりと受け継ぎ、安心で安全な梅干づくりとお客様への感謝の心を一番大切にしています。 大切な方への贈り物に、またお世話になった方やお友達に千里庵の梅干をぜひ、お選びください。

紀州 千里庵 中田 節子

梅吉食品 創業当時の写真